「Studyplus」勉強成果をネットに公開し、共通の目標を持ったユーザーと一緒に頑張る

2020年6月16日

勉強の成果をネットに公開し、共通の目的をもった勉強仲間を見つけることで勉強が習慣化できることが売りの勉強管理アプリ。Android版とiOS版の両方がリリースされている。

確かに自分一人で勉強するより、ライバルがいたほうが続いていることが多い。勉強とSNSを結びつけた勉強ツールとして大きな期待を持ちながら試してみよう。

検証端末はAndroid版を使い、アカウントを作成したあとから話を始める。

アプリを起動すると教材一覧画面が表示される。このアプリは国語、算数などの教科ごとに勉強時間を記録するのではなく、参考書や問題集などの教材ごとに勉強時間を記録していくタイプだ。

初回起動時は教材がまだ登録されていないので、「本棚に教材がありません」と表示される。「教材を登録する」ボタンを押すと、
教材一覧画面

 

教材の登録方法を選択する画面に移動する。自分で教材の名前や写真を入力する方法以外にも、持っている教材の名前やバーコードで検索することができる。有名な教材ならば確実にヒットするので、これはかなり嬉しい機能だ。

試しに教材の名前から検索してみよう。「市販の本を検索して登録」をタップすると、
教材の登録方法の選択

 

検索文字列の入力画面に移動するので、教材名を入力して「完了」ボタンを押す。
教材検索画面

 

すると、下図のような検索結果が表示される。表紙画像が登録されているものはタイトルの左横に表示されるので、間違うことなく登録できて嬉しい。

「本棚に追加」ボタンを押すと、
検索結果一覧画面

 

この教材の情報を入力する画面に移動する。
本棚に追加画面

 

「ログ入力単位」とは、この教材の進捗状況を記録するときに使う単位である。

例えば、「3時間勉強して15ページ進んだ。」、「2時間勉強して20単語覚えた。」といった記録を後々行うことになる。これにより教材ごとの勉強スピードも把握できるようになって嬉しい機能だ。

ただ、全ページ数や全単語数などの総数に対する進捗は把握できないところは残念だ。
ログ入力単位

 

「カテゴリ」に教材の科目を設定しておけば、カテゴリごとの集計に使える。例えば、算数の教材5冊をカテゴリ名「算数」として登録しておけば、あとで算数の教材の勉強時間を合算して見ることができる。
カテゴリ追加

 

登録した教材を確認するには本棚を見に行く。本棚に移動するには、まず画面左上のペンボタンをタップする。

するとメニュー画面が表示される。「本棚」をタップすると、
メニュー画面

 

登録した教材の一覧が表示される。下図は、国語、数学、理科、社会、英語の5教科のカテゴリに教材を登録したあとの本棚。理科のカテゴリには2つの教材を登録した。
本棚画面

 

では、下表の勉強時間を実際に登録してみよう。
勉強時間

登録するには、メニュー画面の「記録する」、または、画面右上の「記録する」ボタンボタンを押す。

すると教材の一覧が表示されるので、勉強を記録する教材をタップする。
勉強を記録する教材を選択

 

学習時間の入力画面に移動するので、学習日、学習時間を入力する。

教材を登録するときに設定したログ入力単位(ページ数、単語数など)はここで入力することができる。また、勉強した結果の感想や画像も追記することができる。あとで振り返ったときに思い出すきっかけになってくれそうだ。

入力し終わったら「記録する」ボタンを押して1件の登録完了となる。
学習時間を入力する

 

登録すると、登録内容がタイムラインの一番上に表示される。タイムラインには見ず知らずの人も含めて全員の登録が表示されている。

過去分の登録を続けて行うとタイムラインが自分の登録で連なってしまうので、非公開で登録できるオプションが欲しいところだ。

「いいね」はFacebookの機能と同じである。知らない人に「いいね」されたときはちょっと新鮮な気分になれる。
タイムライン

 

さらに嬉しい機能は、勉強が終わったあとに学習時間を確認して登録作業を行う方法だけでなく、ストップウォッチを用いてリアルタイムに学習時間を計測する方法が用意されていることだ。

学習時間の入力画面を右にスライドさせると下図のようなストップウォッチ画面が表示される。

「開始」ボタンを押して勉強開始、「停止」ボタンを押して休憩、「開始」ボタンで勉強再開、「終了」ボタンを押すと、
ストップウォッチ

 

「学習時間」にストップウォッチで計測した時間が自動で入力される。分単位で正確な学習時間を記録することができるので、普段はこれを利用するのが良さそうだ。
学習時間1分が入力される

 

下図はすべての勉強を登録したあとの勉強ログ画面。

日別、週別、月別を切り替えて勉強時間合計をグラフで横にらみできるのに加えて、グラフの下には詳細な勉強時間が表示されている。ユーザーのことをよく考えて丁寧に作られた感じが伝わってくる。
教材ごとの総計

 

そして、国語のみ、算数のみなどカテゴリや教材を絞って表示することも可能だ。
カテゴリ選択

 

時間配分画面に切り替えれば、勉強時間のバランスを確認することができる。その他、学習量画面では何ページ、何単語などの進捗を確認することができる。もの凄く便利だ。
時間配分画面

 

コミュニティに参加したり、同じ目的を持っているやユーザーと友だちになると、勉強成果や勉強方法などを共有できるようになる。
ソーシャル

 

コミュニティは、数万人いるグループから数人のグループまでさまざまな規模のコミュニティが存在している。自分の目指している勉強方法のコミュニティに参加すれば、その勉強方法を研ぎ澄ませるための活力になってくれるに違いない。何よりも、自分と同じ勉強の考え方を持っている人に巡り合えるのが嬉しい。
コミュニティ「朝活しよう!」

 

友だちの学習登録はタイムラインからすぐに把握でき、本棚や勉強ログも見れるようになっているので、あいつの勉強時間には負けたくないという勉強時間バトルが勃発しそうだ。
友だちのタイムライン

データはサーバーに保存されるので機器紛失や故障によってデータを失う心配はない。さらに、パソコンのブラウザからもStudyplusにアクセスし、アプリと同じことができるようになっている。
ブラウザからStudyplusを利用

 

以上、「Studyplus」は、教材ごとの学習データを安全に保管し、詳細なデータを分かり易く表示してくれる勉強管理アプリである。

そして、ソーシャルネットワーク機能によって全国にいる共通の目的を持った友だち、コミュニティとともに勉強のモチベーションを維持できる。勉強仲間を見つけて勉強に励みをつけたいと思っている人は利用してみることをオススメする。

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