【お知らせ】
このプロジェクトを利用した方は現状についてコメント頂けると幸いです。約束どおりのサービスを受けれなかった。億万長者になれなかったなどの被害コメント歓迎です。

 

引退した詐欺師が数年後にひょっこり別のプロジェクトに登場することがあります。「人の噂も75日」ということわざがあるように、炎上や悪い評判は時間の経過とともに沈静化するので、距離と時間をあけることは詐欺師を続ける上での必須のスケジュールです。

最近登場した仮想通貨投資案件に1024倍 ICO「RADIAN」があります。私はこれは詐欺案件だと思っています。本記事ではその理由を説明します。

なお、私が詐欺だと思っているだけで、実際に詐欺かどうかは現時点では明らかになっていません。この記事は、プロジェクトへの参加、不参加を強制することを目的としたものではないので、他のサイトの情報や家族、友人の意見も参考にして、ご自身の判断のもと投資するかどうかを決めて下さい。

また、本記事で使用している画像と動画のすべては、検証を目的として一般公開されているものを引用したものです。

(引用元:http://www.master-plan1024.net/lp/chono/)

マスタープラン

 

主催者は蝶乃舞氏。1年半ぶりにネットビジネスの表舞台に戻ってきたベテランです。

蝶乃舞氏は2017年12月に「Dreamersプロジェクト」というプロジェクトをパンダ渡辺氏(渡辺雅典)とともに開催しました。プロジェクトの安全性を確認するには、主催者の過去の実績も重要になるので、まずはDreamersプロジェクトの内容から確認しましょう。

Dreamersプロジェクトとは

Dreamersプロジェクトは、パンダ渡辺氏が癌のステージ4になったことをきっかけに、残された時間を使って一人でも多くの人の夢を叶えるために資産完全相続プロジェクトとして立ち上げられました。

Dreamersプロジェクト

 

稼ぐ方法は、パンダ渡辺氏が開発した世界最強のキュレーションサイトのシステムを使ったアフィリエイトです。

 

キュレーションサイトとは、情報をまとめたサイトのことをいいます。例えば、肩こりについて調べたいと思った時に、ネット上には肩こりについての色々な情報が散らばっていますが、その情報の中から肩こりについての役に立つ情報をピックアップしてまとめているサイトがあったら便利です。それをしてくれるのがキュレーションサイトです。日本では「NEVERまとめ」や、「Gunosy」が有名です。

Dreamersプロジェクトが提供するキュレーションサイトのシステムは人工知能が自動で記事を生成してくれるので、ASP登録、広告選び、HTMLの知識、文章作成などは必要ないと説明していました。必要なのは名前、住所、銀行口座など、最低限の情報を入力することだけです。

つまり、人工知能が作ってくれたページを公開して寝ているだけで、ページに貼られた広告収入が口座に振り込まれるということです。

 

さらに、SNSを利用した記事の拡散や、Googleの検索結果の上位表示も人工知能が自動でしてくれるそうです。また、人工知能によって最適化されたサイト内リンクを配置することで、サイトに訪れた人を逃さない仕組みが構築されているそうです。

人工知能を使った世界最強のキュレーションサイトはどんなものなのか。サイトはすでに公開されているので見てみましょう。

下図がパンダ渡辺氏が開発したキュレーションサイト「Dreamers」です。気になるのは、画面右の「お知らせ」が2016年11月27日の「新カテゴリーが追加されました。」しかないことです。このことから、サイトをオープンしてから一度もお知らせを更新していないことがわかります。

キュレーションサイト「Dreamers」
⇒引用元「Dreamers

 

下図はジャンル統合の記事一覧画面です。この画面の「お知らせ」も2016年11月11日の「ただいま調整中です。」しかありません。いつまで調整しているのでしょうか。

キュレーションサイト「Dreamers」
⇒引用元:Dreamers「ジャンル統合

 

ページの量産はされていますが、Googleからペナルティを受けたり、検索順位が下がりそうなページが多いです。

例えば、下図は2018年6月20日に作られたサッカーワールドカップの記事ですが、いっけん前半と後半の内容がまとめられた良記事のように見えますが、この文章はNHK NEWS WEBの文章をそのままコピペしたものです。NHK NEWS WEBの参照リンクを貼ってはいますが、引用タグで引用文も囲っておらず、これだとキュレーションというよりはコピー記事です。


⇒引用元:Dreamers「<サッカーW杯>日本がコロンビアに勝つ
⇒参照:NHK NEWS WEB「W杯 日本 コロンビアに勝利

 

Dreamersは無料ユーザーも記事が作成できるので、人工知能による記事の自動生成を試してみようかと思いましたがやり方が分かりません。

自動投稿設定ボタンを押すと「準備中です」が表示されます。人工知能を使った記事の自動生成のやり方を知っている人は教えて下さい。

 

Dreamersプロジェクトの動画ではインタビュアー2人、主催者2人の全員の泣きのシーンがありました。

インタビュアーの半田まさひろ氏は、松岡修造も驚きそうなほど熱くなりました。

 

彼は一体誰に対して怒っているんでしょう。

結局、10億円の財産を分与するといって始まったDreamersプロジェクトは、参加費は30万円、バックエンドに50万円、120万円を重ねて、合計200万円の参加費のプロジェクトになりました。

半田まさひろ氏はDreamersプロジェクトについて「小銭稼ぎじゃない」と言いましたが、小銭しか稼げず、ページ作りが大変なのでシステムを利用するのをやめたという報告をネット上で見かけることがあります。人工知能はいずこ。

Dreamersプロジェクトの会員になって億万長者になることができた報告は、本サイトにはまだ届いていません。億万長者になった人を知っている方は教えて下さい。

癌のステージ4を宣告されてから2年。パンダ渡辺氏はまだまだ元気のようです。病状は大丈夫でしょうか。

Facebook「渡辺雅典」
⇒引用元:Facebook「渡辺雅典

 

1024倍 ICO案件

今回のプロジェクトの内容に入ります。

このプロジェクトが稼ぐ方法は、アメリカ人の天才数学者の手によって編み出された世界初の仕組みを使って、計算づくで資産をピッタリ1024倍にします。

マスタープラン

 

2018年6月21日20時から蝶乃舞氏はWebセミナーを開催し、「仮想通貨投資の心得」と「価格が1024倍になる優良ICO」について説明しました。

蝶乃舞 緊急Webセミナー

 

投資の心得で大事なことについて、蝶乃舞氏は以下のように言いました。

安いときに買って、高いときに売る

現在の価格が安いか、高いかを判断することは誰もできませんが、一般人はお金のに注目して投資するのに対し、お金持ちは投資対象の価値に注目して投資するのが大きく違うと説明していました。

たしかに、大富豪のウォーレンバフェットも企業の業務内容や将来性を徹底的に調べつくしてから投資することで有名です。

蝶乃舞氏は仮想通貨やICOの価値を評価するために使うツールとしてパルテノン評価シートを提供しました。

ちなみにパルテノン神殿とは、古代ギリシア時代にアテネに建設された神殿で、太い柱が魅力的な建物です。オスマン帝国の攻撃によってボロボロになりましたが、現代では世界遺産として大切に管理されています。

パルテノン神殿

 

柱の絵の中にコインの価値を支える要素を記入していき、支える要素が4つに満たないものは投資の対象にはならないそうです。また、事実のみを記入し、予定とか可能性といった希望的観測は記入しないことが大事とのことです。

下図は動画で使われたビットコインのパルテノン評価シートです。ビットコインの柱は2つしかないので投資対象にはならないと説明していました。

パルテノン評価シート

 

パルテノン評価シートは分析シートとしては有効ではありますが、これは、仮想通貨やICOの価値を見極めるツールとしては力不足です。というか、コインの利点を列挙するのは、パルテノン評価シートを用いなくても普通に誰でもやっています。

優良コインでも、詐欺コインでもホワイトペーパーにはコインの価値を支える要素について沢山書かれています。その要素が本当なのか嘘なのかを見極めることが難しいために騙される人が多いのであって、パルテノン評価シートを使ったからといって、真実を見極めることはできません。

例えば、WithCoinのパルテノン評価シートを作ると下図のようになります。6つの柱がすべて埋まりましたが、WithCoinは嘘だらけの詐欺確定コインになっています。

パルテノン評価シート「WithCoin」

 

次に、蝶乃舞氏が販売代理を行うICO案件について説明します。。

ICO案件の名前は「RADIAN」です。radian(ラジアン)といえば、数学の角度を表すときに使う単位です。

RADIANは証券型コインで、事業がうまくいった場合に保有者に対して配当が行われる、株式に似たコインです。

RADIANは数学的に証明できる根拠をもって価値が1024倍になるそうです。以下の動画は1024倍になるまでの流れです。

 

動画の内容を要約すると以下になります。

①ICOで投資金(例:100億円)が集まる。

②25%のRADIANを担保にして大物投資家から現金を調達する。(例:25億円)

③調達した現金(例:25億円)でMINAコインを買う。MINAコインを買うことを拡散することで、イナゴたちもMINAコインを買う。これによってMINAコインの価格が10%上がる。

④MINAコインのマイニング報酬を使ってRADIANを買う。これによってRADIANの価格が2倍になる。

⑤これを10回繰り返した結果、価格が1024倍になる。

 

上記の価格が1024倍になる流れについて論理的におかしい点について説明します。

下図は今回のプロジェクトのセールスページの1つです。「2018年に世界的な経済機器が起きる」「大暴落で生じるズレを巧みに利用して、計算づくで資産をピッタリ1024倍にする方法」と書かれています。

マスタープラン

 

下図のように、説明文にも世界的な経済危機が起きて、世界恐慌を利用して資産をピッタリ1024倍にすると書かれています。

しかし、RADIANを使って資産を1024倍にする流れには世界恐慌の話など何も言っておらず、1024倍という数字だけが世界恐慌のパターンと一致しています。

これはどういうことでしょうか。考えられるのは、当初1024倍という数字は決まっていたけれど、世界恐慌をネタにした1024倍から、マイニングを利用した1024倍のストーリーに変更したということです。

よって、このプロジェクトのいうアメリカ人の天才数学者によって計算された1024倍の話はでっち上げの可能性が高いことが分かります。

 

次に②の「25%のRADIANを担保にして大物投資家から現金を調達する。」ですが、担保の考え方に問題があります。

担保とは、借りた側が返済できなくなった場合に、貸した側の損害を補うために設けるものです。例えば、会社の資金を銀行から借りるときに、不動産を担保にするなどがあります。

RADIANプロジェクトは自社が開発したRADIANを大物投資家に担保として差し出すといっていますが、仮にRADIANの事業がうまくいかなくて倒産した場合どうなるでしょうか。

当然RADIANは無価値になります。大物投資家はRADIANを売ることができなくなるので、損害を補うことはできません。

これは例えるなら、レストランを起業するための資金を、自社のレストランで使えるサービスチケットを担保に借りるようなものです。潰れたら紙切れになるサービスチケットを担保に、お金を貸してくれる銀行はありません。

 

次に③の「調達した現金(例:25億円)でMINAを買う。MINAコインを買うことを拡散することで、イナゴたちがコインを買う。これによってMINAコインの価格が10%上がる。」についてです。

コインの価格は買いと売りのバランスによって変動します。MINAコインを拡散することでイナゴがついてくるとも限らず、また、拡散に合わせて大口が売りを仕掛けてくる可能性もあります。よってMINAコインの価値が10%上がる話はデタラメです。

MINAコインとは、RADIANの発行会社であるCoinCircleが100億円を投資して作り上げた巨大マイニング工場で、すでに稼働していて年利200%もの収益を生み出しているそうです。

MINA Coin

 

これほど大きい工場であれば、MINAコインを検索すれば少しは情報が出てくると思います。

そこで「”MINA Coin” CoinCircle」でGoogleシークレット検索をしてみたところ一致無し。

Google検索「"MINA Coin" CoinCircle」

 

MINAとCoinのあいだのスペースを詰めて、「MINACoin CoinCircle」で検索したところ1件ヒットしました。

Google検索「MINACoin CoinCircle」

 

ヒットしたページに行ってみると、日本人のかたからCoinCircleの公式ツイッターへのお礼のコメントでした。

「日本に来てくれてありがとう。私はMINACOINについて興奮しているよ!!」

 

年利200%もの成績を収める巨大マイニング工場がネットで見つからないとは一体どういうことか。MINAコインの情報が載っているページを知っている人は教えてもらえると助かります。

MINAコインについて、蝶乃舞氏は以下のように言っています。MINAコインの名付け親は日本人の「ヒロ・マルヤマ氏」という人とのことです。

 

動画の中でRADIANのボードメンバーの一覧を表示していて、下図左端のHIROというのが「ヒロ・マルヤマ氏」と思われます。

RADIANメンバー

 

調べたところ、本名はHiroyuki Maruyamaで、Susteen Incという会社のCEOをしているようです。

HIROYUKI MARUYAMA
⇒引用元「Success Resources

 

以下は自己紹介の一部です。Susteen Incは最近、暗号通貨とブロックチェーン事業に参入したそうです。

Susteen Inc. has recently entered the Cryptocurrency and Blockchain Technology Market with the goal of bridging this new, revolutionary technology with traditional businesses.

 

Hiroyuki Maruyama氏はLinked Inをやっているので、RADIANに付いて質問をしてみました。もし返信をもらえたら追記します。

 

【20180624 追記】
Hiroyuki Maruyama氏から返信がきましたが、仕事を聞かれて回答したあとは無視されています。

 

次に④「MINAコインのマイニング報酬を使ってRADIANを買う。これによってRADIANの価格が2倍になる。」と、⑤「これを10回繰り返した結果、価格が1024倍になる。」についてです。

マイニング報酬は、投資金より大きな報酬がいきなりもらえることはありません。今回の場合、25億円でMINAコインを購入することになりますが、25億円の数パーセントが一月あたりのマイニング報酬として発生すると考えられます。

そのマイニング報酬でRADIANの価格を倍々ゲームのように繰り返し上げることが本当にできるのでしょうか。

マイニング報酬はマイニングマシンを1台増やすごとに倍々ゲームのように増えることはありません。例えば、10台でひと月10 ETHのマイニング報酬があったとして、10台増やしたら20 ETH、さらに10台増やしたら30 ETHのように、報酬は台数に比例すると考えられます。

一方、マイニング報酬で買い上げたRADIANの価格は毎回2倍になると動画で説明しています。「毎回2倍」と聞くと一定の額が上がるように感じるかも知れませんが、回数を重ねるごとに倍にするための資金がどんどん大きくなることを忘れてはいけません。

例えば下図のように、10万円を2倍にするには10万円上げる必要があり、20万を2倍にするには20万円上げる必要があり、40万円を2倍にするには40万円上げる必要があり、80万を2倍にするには80万円上げる必要があります。つまり、回数を重ねるごとに倍にするために必要な資金力は爆発的に上がっていくということです。

 

上記より、マイニング報酬を使ってRADIANを10回買うことで価格が1024倍になる話もでっち上げの可能性が高いことが分かります。

アメリカの天才数学者は一体何を考えているのでしょう。

蝶乃舞氏は数学者で、数学的に計算できることしか説明しないと言っています。RADIANへの投資を検討している人は、1024倍の話に嘘がないのかを確かめてから決断することをお勧めします。

以上、1024倍ICO「RADIAN」の検証結果です。

今回の泣きのシーンは祖母の癌。前回は娘の心臓病。家族を助けるために努力してネットビジネスで年収数億円を稼げるようになったそうですが、自分の家族が助かる陰に多くの詐欺被害者の家族がいることを蝶乃舞氏は認識しているのだろうか。

 

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