「学生手帳」時間割を作成しておけば、次の授業を教えてくれる
スマホの日時から次の授業を教えてくれるのが特徴の勉強管理アプリ。iOS版のみがリリースされている。
高校では同じ教室で授業を受けたり、同じ授業を受ける友達が多いので、次の授業の科目や場所はあまり気にする必要は無い。
それが、大学に入って月日が流れると友達と履修科目が分かれたり、再履修が必要な授業が増えてきて、自分の力で時間割を把握する必要が出てくる。そんな状況でこのアプリはどれだけ力になってくれるだろうか。試してみよう。
アプリを起動すると下図のトップ画面が表示される。「授業を登録」ボタンを押して登録を開始する。
それでは、下表の時間割を実際に作ってみよう。
授業の追加画面で設定できる項目は、「曜日、開始時間、授業名、教師名、教室番号、メモ」。
開始時間は一度登録した時刻をショートカットに追加できるようになっているので、別の登録で同じ時刻を入力するときに素早く設定できるようになる。
ボタンを押して登録完了。作成した授業が一覧に表示される。
時間割をすべて入力したあとに一覧画面を見ると、曜日ごとに色分けされた授業の一覧を見ることができる。月曜日と水曜日のカラーが似ているのが気になる。
授業科目をタップすると授業の詳細が表示される。色鮮やかなカラフルデザインがナイス。
トップ画面にいくと、現在日時から判別された次の授業が表示される。下図はスマホ時刻が火曜日の昼12時だった場合のトップ画面。次の授業は13時の理科だ。
画面右下の青四角に表示されている数字は出席日数を表している。「+」ボタンを押すと数字が1増えるので出席したら1増やしておきたい。残念なのは、数字を減らすことができない点である。間違って「+」ボタンを押してしまったら、実際に授業を受けるまで覚えておかなければならない。
また、授業を受ける度に「+」ボタンを押すのは手間がかかるし、押すのを忘れることも多そうだ。押したのか押してないのか曖昧になると出席日数が正しい値なのかすら分からなくなる。
その他、黄色四角内の矢印を押すとメモが拡大される。赤四角内の矢印を押すと現在表示されている授業の前後の授業を確認できる。
その日の授業が無い場合は、その旨教えてくれる。ホッとする画面だ。
同じ時間管理アプリ「Classim」と同じように、出席回数は同じ曜日の同じ時間の授業のみしかカウントされないのが残念だ。
通常の学校は1つの教科が1週間で複数回行われる。そして、最低限出席しなければならない回数は教科ごとに決まっている。現在の仕様だと、科目ごとの出席日数を確認するにはすべての時間割を見ながら足し算をしなければならないので時間がかかってしまう。
科目を設定したら、それを曜日に振り分け、科目ごとの出席日数が集計されるような仕様追加を期待する。
以上、「学生手帳」は、登録した時間割とスマホの時刻をもとに次の授業内容を表示してくれる勉強管理アプリである。