「らくらく英単語2000」6択クイズ形式で問題を解き、よく間違える単語を抽出して再挑戦できる
英単語の意味を選択クイズ形式で回答し、よく間違える単語を抽出して再挑戦できるのが特徴の英単語アプリ。iOS版とAndroid版の両方がリリースされている。
完全に覚えた英単語を復習するのは時間の無駄になりやすい。英単語を一通り学習したあとに弱点を効率的につぶしていくのに使えそうだ。試してみよう。
アプリを起動すると下図のトップ画面が表示される。学校の黒板にチョークでタイトルを書いたようなデザインがナイス。
翻訳方向は「日本語→英語」、「英語→日本語」の2種類、難易度はEASY、NORMAL、HARDの3つのモードから選択することができる。1プレイの問題数は100問で、間違った段階でプレイ終了となる。
以下の動画は、「日本語→英語」、EASYモードのラスト10問
間違ったらゲームオーバーという緊張感がたまらない。ボタンを押すまでの制限時間は無いので、焦らずに丁寧に回答できる。
また、正解したときに画面中央に大きい丸が表示されるとともに「ピンポーン!」という効果音が鳴るのがやる気にさせてくれる。
黒板には現在何問目なのかと、累積出題回数、正解率が表示される。よく間違う問題はよく考えて回答するといい。
同じ問題が出題されたときのボタンの位置が毎回異なり、正解以外の単語もランダムなので、画面表示を覚えていたから正解してしまったという心配はない。
例えば、下図は「橋」の出題1回目。2行目の左に正解の「bridge」が表示されている。
下図は同じ「橋」の出題2回目。1行目の右に正解の「bridge」が表示されている。正解以外の単語にも規則性が無いことがわかる。
しかし、「1月、2月…」、「月曜日、火曜日…」などの月や週の英単語は正解以外のボタンに別の月や週が表示される。間違いやすいポイントなのでとても助かる。
ただ、月や週の出題に類似単語をまぶすなら、方角や季節、代名詞にも類似単語をまぶしてほしいものだ。
プレイを終了したあとにトップ画面を見ると、各モードごとの連続正解した最高記録が表示される。パーフェクトを達成したことのあるモードにはパーフェクト達成回数が表示されるので、回数をどんどん伸ばしたい気持ちになる。
最高記録のボタンを押すと、LINE、Facebook、Twitter、StudyPlusのアカウントから記録を公開することができる。思いっきりアピールしよう。
下図はStudyPlusのアカウントからタイムラインに公開した画面
現在ではAndroidのみの機能になるが、「毎日ノルマ」、「単語一覧」という使える機能がある。
「毎日ノルマ」とは、通知時刻とノルマ正解数を設定しておけば、設定した時刻に毎日通知してくれる機能だ。
ノルマをクリアしなければ通知画面から消えないので、サボらずにプレイするための大きな力になってくれそうだ。理由はよくわからないが、検証端末ではたまに「テスト通知」というものが入ってくることがある。デバッグ用の通知だろうか。
「単語一覧」とは、出題される単語すべてを確認できる画面である。単語ごとの出現回数や正答率が確認でき、文字列検索もできるという超嬉しい機能だ。ただ、正答率の低い単語順に並べ替えられないのは残念である。
また、英単語の品詞で省略しているものがあるが、どのような基準でそうしているのかが気になる。
例えば、下図のabstractは形容詞の他に名詞「抽象」もある。発音や例文もないので、日々確認する単語帳としては力不足になりそうだ。
トップ画面の「よく間違える問題」ボタンを押すと、問題の設定画面が開く。難易度と正答率を指定することで出題する問題を絞り込むことができるのだ。
これを使えば、正答率が低い単語に触れる機会が増え、苦手の単語を克服するまでの時間をかなり短縮することができそうだ。
以上、「らくらく英単語」は、日本語⇔英語の双方向の6択クイズを繰り返し、正答率の低い問題に徐々に絞り込んでいくことで英単語2000語をマスターするまでの期間を短縮する英単語アプリである。