「Simple Hours」チェックイン、チェックアウト形式で勉強時間を記録する
チェックイン、チェックアウト形式で勉強時間を記録していくのが売りの勉強管理アプリ。iOS版のみリリースされている。
勉強が終わったあとに勉強時間の記録を取るのを後回しにした場合、そのまま面倒臭くなって記録を取ることを止めてしまう人も多い。
このアプリは勉強する直前に「チェックイン」ボタン、勉強が終わったら「チェックアウト」ボタンを押すだけで勉強時間の集計をしてくれるので、記録をつけるのが苦にならなさそうだ。試してみよう。
アプリを起動すると下図のトップ画面が表示される。画面上部は日付ごとの勉強時間をグラフ表示してくれる領域。
Investedは日本語で「投資」を意味する。目標時間に対する勉強時間の累計がゲージで表示される。
「Days」は「日数」を意味する。勉強開始日から期限日までの現在位置がゲージで表示される。例えば、4月1日から4月20日まで勉強すると設定して、4月10日になった場合は50%と表示される。
AppStoreのサンプル画像(下図)では「Invested」は「合計投資」、「Days」は「合計日数」のように日本語表記されているが、実際のアプリではなぜか英語だ。設定をいろいろ変えてみても変化は無い。日本語表記に変える方法を知っている人がいれば教えてもらえると有り難い。
記録を開始する前に、トップ画面右下の「設定」ボタンから設定画面を開き。プロフィールや目標、期間を設定する必要がある。
目標時間と期間は「ノルマ」をタップして設定する。期間が設定画面に表示されないのが残念だ。
それでは下表の勉強時間を登録してみよう。
登録するには、まずトップ画面下部の「チェックイン」ボタンを押してチェックイン画面に移動する。
中央に表示されている大きな4桁の数字は現在時刻(下図の例は16時56分)を表している。
画面下部の「Check in!」ボタンを押すと勉強時間の計測開始となるが、その前に勉強する科目を設定する。「Studying」をタップすると、
項目を選択する画面に移動する。デフォルトでは「勉強」のみ設定されている。「項目追加」をタップして、
「国語、算数、理科、社会、英語」を追加したあとの画面が下図である。国語にチェックマークをつけてチェックイン画面に戻る。
その他、チェックイン画面ではタイマーやメッセージを設定することができる。
「タイマー」とは、指定時刻にポップアップ画面を表示する機能であり、ユーザーは勉強を続けるかチェックアウトするかを選択する。
タイマーを利用するには、設定画面の「チェックイン時スリープ」をOFFにしておく必要がある。「チェックイン時スリープ」というのはどういう意味なのかは今のところ分かっていない。
「Check in!」ボタンを押すと、勉強時間の計測画面に移動する。
上の行はスタートからの経過時間を表している。例では、「0002」と表示されていて、0時間2分が経過したことを表している。
下の行は現在時刻を表している。例では、「170208」と表示されていて、17時02分08秒であることを表している。「Check out」ボタンを押すと計測が終了する。
気になるのは、チェックインしたあとに別のアプリに切り替えると計測が中断してしまう点である。課金してアップグレードすれば中断しないようにできるが、スマホをいじらずに勉強に集中するためには中断する仕様のほうが良いのかも知れない。
国語(2時間半)を登録したあとのトップ画面は下図になる。「学習時間の記録」というアプリと同様に、ゲージが100%に向かって溜まっていく様子がやる気を引き立ててくれる。
「Invested 2/50」は「投資 2時間/50時間」、「Days 1/7」は「日数 1日経過/全7日」をそれぞれ表している。「国語」をタップすれば内容を修正することができる。
下図はすべての勉強時間を登録したあとのトップ画面。画面下部の一覧にはその日に登録したデータの一覧が表示される。
画面左上の「<<」、「>>」ボタンを押すことで日付を切り替えることができる。
日付を切り替えたときにグラフ上に表示日の合計時間が表示される。
残念なのは、科目別に登録してもカテゴリはすべて「投資」のためグラフの色がすべて青色で表示されることだ。カテゴリは「投資(青)」、「その他(緑)」の2色しかないので、実質色分けしてグラフ表示が不可能ということである。
そもそも、このアプリ自体、科目別に勉強時間を登録することを想定していない作りになっているのかも知れない。
面白い機能にタイムラインがある。チェックインまたはチェックアウトするとユーザー全員が見れるタイムラインに登録内容が表示されるのだ。
勉強開始を公開アピールしているみたいで楽しい。ただし、テキストの文字列検索ができないので同じ目的をもったユーザーを見つけにくい。また、ユーザーをフォローしても表示される内容では競争意欲を湧き立たせるには力不足だ。
以上、「Simple Hours」は、国語、算数、理科など項目を分けて勉強時間を登録するような使い方には向かないが、チェックイン、チェックアウト方式によって勉強時間記録の作業負荷を軽減してくれるので、1日ごとの勉強時間をざっくりと把握していきたい人には役に立つ勉強管理アプリといえよう。