地球の表面は「大気」と呼ばれる気体で覆われている。地球の半径と比較すると大気の厚さはとても薄い。

大気の厚み

 

大気の成分は約90%が窒素と酸素で構成されている。環境問題で取り沙汰される二酸化炭素は0.035%の微量に過ぎないが、18世紀半ばでは0.02%台だったものが、産業革命を経て0.03%台まで増加している。

大気の成分

 

「大気」は温度の分布によって「対流圏」、「成層圏」、「中間圏」、「熱圏」の4つに分類され、4つをまとめて「大気圏」という。

大気圏

 

■対流圏
地表から11kmくらいまでの人類が生活で利用している大気。人はこれを「空気」と呼ぶ。対流がさかんに行われ、雲ができて雨が降るなどの気象現象が起きる。

上に行くほど気温が下がる

 

■成層圏
地表から11km~50km。この層にオゾン層が存在し、太陽光線に含まれる紫外線を吸収してくれている。紫外線の吸収によって温度が高くなっている。

対流圏の雲を抜けて成層圏に出ると風が吹かない穏やかな空間になるイメージがあるが、実際は強い風が吹いていることが多々ある。ジェット機は成層圏を飛んでいる。

上に行くほど気温が上がる

 

■中間圏
地表から50km~80km。大気圧が陸付近の1万分の1程度になる。

流れ星の発光はこの層で起きる。宇宙の塵(チリ)が地球の重力に引き寄せられて降ってくるときに大気との摩擦熱によって数千度の熱が発生し、直線光に見える。

上に行くほど気温が下がる。中間圏と熱圏の境界付近の気温がマイナス90度以下になるところがあり大気圏の中で最も低い。

 

■熱圏
地表から80km~500km。4つの圏の中で一番ぶ厚い。そして熱い。地球外部からの電磁波や磁気エネルギーを吸収するため高温になっている。2000度になるところもあるが、空気が非常に薄いため気温ほどの熱は感じない。

上に行くほど気温が上がる